環境にあったセキュリティを構築することで同時にシステム強化する
「コントーロールパネル」の設定をする際には、一番最初に「セキュリティセンター」の設定を行う。セキュリティーを強化すると、システム変更のたびに警告メッセージが表示されるようになることがある。本当に危険なこともあるので必要な機能ではあるが、実際には自分で判断できることも少なくない。「アクションセンター」は、そういった警告メッセージを表示するかどうかや、通知する頻度などを設定することができる。設定したセキュリティーやシステムの内容を適切に管理し、スムーズにパソコンを使うことをサポートしてくれる。はじめは、初期状態のままで使用し、わずらわしいと思う部分や物足りない部分については強化していくようにするといい。
コントロールパネルをアイコン表示している場合は「アクションセンター」をダブルクリックで開くことができる。
- アクションセンターの設定変更
- セキュリティメッセージ」と「メンテナンスメッセージ」の各項目を表示するかどうか設定する
- ユーザーアカウント制御設定の変更
- 設定を変更する場合に、どれくらいの頻度で通知するかを4 段階で設定できる。
- 日アーカイブメッセージの表示
- 過去、エラーが出た場合などにマイクロソフトに送った報告メッセージを確認可能。
- パフォーマンス情報の表示
- 「このコンピューターの評価」をクリックすると、そのパソコンのパフォーマンスを評価できる。
不正アクセスなどから守る「ウィンドウズファイヤーウォール」
ウェブサイト閲覧などでインターネットを使っていると、意図せず外部からの攻撃を受けてしまうことがある。そんなときにパソコンをガードするセキュリティーが「ファイアウォール」。もし、別のファイアウォールソフトを利用する場合は、設定で無効化しておく。
インターネットセキュリティーにおいてはアンチウィルスソフトと並んで、非常に重要な機能となる。
プログラムの許可
- 初期設定では、変更できないようになっているので、まずは「設定の変更」をクリック。
- 各項目が設定可能な状態になるので、許可したいプログラムにチェックを入れる。
有効まは、無効化
- 「Windowsファイアウォールの有効化または無効化」をクリック。
- ファイアウォール自体の有効・無効だけでなくチェックによってレベルを設定できる。
規定値に戻す
- 既定値に戻す」をクリックすると、初期状態の設定内容にリセットされる。
- 「詳細設定」をクリックすると、設定内容のより詳細な状態を確認できる。もちろんここからも設定可能。
後からインストールしたソフトの許可方法
- 「設定の変更」、「別プログラムの許可」の順番にクリック。
- プログラムの一覧が表示されるので選択して「追加」をクリックする。
- 選択したプログラムが追加されチェックが入る。これで許可の設定が完了。
ウィンドウズアップデートの設定
ウィンドウズはさまざまなアップデートを定期的に行い、日々セキュリティー強化や機能アップを行っている。この「ウィンドウズアップデート」の必須アップデートについてはオプションの更新プログラムのインストールについての手順。必須プログラムの更新は、必須となっているが、オプションの更新プログラムについては、必須でない。
- 更新プログラムのインストール設定を行う。初期状態では自動になっているが、手動に切り替えることも可能。
- 「更新履歴の表示」で過去にインストールした履歴を確認できる。失敗しているものがないか、たまに確認する。
- 非表示にしてある更新プログラムを確認できる。重要なものが含まれてないかこちらも定期的に確認する。
オプションの更新プログラムをインストール
- 「Windows Update」を開くと利用可能なオブションの更新プログラムが表示されているのでリンクをクリック。インストールするものにチェックを入れたら「OK」を押しインストール。
- 「更新プログラムのインストール」をクリックするとインストールが開始されるので、終了までしばらく待つ。
- すべてではないが、多くの場合はインストール後に再起動が必要となる。すぐに行う場合は「今すぐ再起動」をクリックする。
オプションプログラムなど不要な更新を非表示にする場合は、選択画面で更新を選択し右クリックから行うことができる。
大事なデータを守るバックアップ
ハードディスクは消耗品なので、予期せぬタイミングでクラッシュしてしまうことがある。そんな事態に対応できるのが「バックアップと復元」。この機能を使って定期的に大事なデータをバックアップしておけば、被害を最小限に抑えてくれる。ハードディスクはクラッシュしても新しく購入すればいいが、データは、戻らない場合があるので、この設定をきちんとやりたい。
バックアップ手順
- はじめてバックアするときは、画面右上に「バックアップの設定」クリックし、しばらく待つ。
- 表示されたデバイスからバックアップ先を選択したら「次へ」をクリック。
- 自動が手動かを選択する。「自動選択」を選んで「次へ」をクリック。
- 定が完了したら「設定を保存を保存してバックアップを実行」をクリック。あとは完了するまで待っていればOK。
- 復元する場合は「ファイルの復元」を 選択。バックアップデータの中から選択し 「フォルダの追加」をクリック。
- バックアップデータが登録されるので、それで問題なければ「次へ」で進める。
- データを復元する場所を選択したら「復元」をクリックして復元開始。
バックアップしたデータの復元手順
電源オプションと管理ツール
「電源オプション」ではスリープ解除時の動作や、電源周りの挙動などを管理・設定することができる。行動パターンに合わせて電源ボタンの挙動を設定したり、スリープまでの時間などを変更すれば、無駄な電力消費を減らすことにもつながる。
- スリープ解除時のパスワード保護
- スリープ解除時にパスワードを要求するかどうかや、電源ボタンを押したときの挙動を設定できる。
- 電源プランの作成
- 消費電力をどのレベルで抑えるかを設定できる。オリジナルプランを作成することも可能
- ディスプレイの電源を切る時間の指定
- ディスプレイの電源を切るまでの放置時間やスリープになるまでの時間を設定する。
管理ツール
ウィンドウズの各種設定の中でも、より詳細な設定を行うことができる「管理ツール」。システムに直接関わる部分も多く含まれているので、誤った設定を行うと正常な動作を妨げることがあるので、設定を変更する場合は十分に注意して行う。
- Windowsメモリ診断
- 搭載しているメモリに問題があるかどうかをチェックできる。
- 管理
- システムツールの実行や搭載されているディスク管理などを行える。
- システム構成
- ウインドウズ起動時のスタートアップやブートなどの設定を行うことが可能。