目的や環境に合わせたWindows 7の導入
ウィンドウズのインストール方法には、大きく分けて3パターンの方法がある。ひとつは、現在使用中のハードディスクに保存しているすべてのデータをフォーマット(
消去)して、ウィンドウズを入れ替える「新規インストール(クリーンインストール)」。もうひとつは、ウィンドウズのみを入れ替える「アップグレード」。そして、最後は現在使用中のハードディスクをパーティション分割し、その空スペースに新しく7を追加インストールする「パーティション分割インストール(マルチコア状態)」。
それぞれのインストール方法には、メリットやデメリットがあるので、それぞれ、特徴やメリットデメリットをしっかり理解してからインストール作業に入りたい。
導入方法の種類を確認
- パーティション分割インストール
- ハードディスクを分割して、空いたスペースにWindows 7をインストールする方法。ひとつのパソコンにふたつのウィンドウズが入ったマルチコア環境になる。
- 新規インストール
- フォーマットしたハードディスクにインストールする方法。環境やデータを引き継ぐことはできない。
- アップデート
- データを残したまま、ウィンドウズのみを上書きインストールする方法。環境設定やデータは、引き継ぐことが可能。(XPには非対応、vistaのみ)
アップグレードの条件
ウインドウズビスタ(SPl)以降が導入されているで、パソコンアップグレードでは32ビット版から64ビット版、あるいはその逆に変更できない個人向けエディション(ホームプレミアム)から企業向けエディション( ビジネスなど)、あるいはその逆に変更できない下位エディション(ウインドウズビスタアルティメット)から上位エディション(ウインドウズ7 ホームプレミアムなど)に変更できない。
Windows 7用にハードディスクを購入する
7用に「外付けハードディスク」を用意すれば、今、使用中のパソコン環境を保ったまま、7 を導入できる。最近では、ハードディスクの低価格化が進んでいるので、大容量モデルも手頃な値段で入手可能だ。また、ハードディスクに変わる新たな記憶装置「SSD 」の導入も選択肢のひとつとして検討してもよい。
導入方法のメリットデメリット
新規インストール
フォーマット済みのハードディスクに7 をインストール。アプリケーションなどは、その後に導入。
- メリット…従来のWindowsが入っている場合、バックアップが必要。
- デメリット…スペックさえ満たしていれば、どんなパソコンにでも7 をインストールできる。
アップグレード
データが無くなるのはOSのみ。以前に作 成した文書などのデータはそのまま残って いるので、インストール後も使い慣れた環境を引き継ぐことができる。
- メリット…旧ウインドウズのデータや設定が残ったままになるため、使い慣れた環境を引き継ぐことができる。新規インストール版よりも価格が安い。
- デメリット…XPからは、アップグレードできない。ビスタからでもエディシヨンによっては、アレードできない。
分割インストール
ひとつのハードディスクをパーティション分割する。片方には現在使用中のウィンドウズ、もう片方に7 を導入する。
- メリット…従来のウインドウズを残しておくことができる。ハードディスクの追加が不要で、簡単で経済的。
- デメリット…ハードディスクを分割するため、容量が減ってしまう。
面倒なことはしないでとにかくWindows 7が搭載されている新しいPCを購入したい場合は、パソコンを検索する専用サイトがあります。ノート、デスクトップ共に希望のスペックを検索できます。
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